特開2009-178230

【発明の名称】手術システム

【課題】術者が体内画像撮影手段で得られる体内画像と同時に、他の器具等の情報や各種診断画像等を的確に把握することができ、しかも複数の器具が用いられる手術室内での術者の移動が容易となり的確且つ迅速に手術を行うことを可能とする手術システムを提供する。

【解決手段】手術システム10は、マニピュレータ12a、12bと内視鏡14とを用いて患者に外科処置を施すものである。この手術システム10は、内視鏡14で得られる内視鏡画像を含む複数の情報を同時に表示可能なディスプレイ36と、ディスプレイ36に情報を送信可能に設けられ、該表示手段に表示される前記複数の情報を処理するワイヤレス画像プロセッサ35とを備え、前記内視鏡画像に係る情報は、内視鏡14からワイヤレス画像プロセッサ35へ少なくとも一部が無線を介して送信される。

特開2010-253162

【発明の名称】医療用ロボットシステム

【課題】高い自由度を得るとともに、操作者が先端動作部に加わる外力を確実且つ簡便に感知可能にする。

【解決手段】医療用ロボットシステム10は、人手によって操作されるジョイスティック21と、ジョイスティック21の動きに連動して電気的に駆動されるロボットアーム18と、ジョイスティック21と一体に設けられ、人手によって操作されて第1ワイヤ34を進退させるトリガレバー46と、ロボットアーム18の先端に設けられたマニピュレータ12とを有する。マニピュレータ12の先端動作部56は、第1ワイヤ34と機械的に接続されて駆動されるグリッパ52と、該グリッパ52の向きを変える関節62とを有する。

特開2006-285425

【発明の名称】ロボットを用いたヘルスケアサービスシステム

【課題】ユーザが自発的に装着して計測するデータ計測装置を含む生体データ計測装置を用いながら、ユーザが計測装置の装着を怠ったり忘れたり、計測装置の装着不備をおこすのを防ぐと共に、心臓病、高血圧、糖尿病、肥満等を判定して生活習慣病を防いだり発見できるようにしたロボットを用いたヘルスケアサービスシステムを提供する。

【解決手段】ロボットに、ユーザの生活パターンをデータベース化する機能、ユーザが生体センサを装着して計測する時間になったらユーザとの会話で計測をユーザに促す機能、生体センサからの信号を無線で受ける機能、計測した生体データの異常判定機能、撮像装置で撮像したユーザの画像データとユーザとの会話によりユーザの異常判定機能、異常と判定された場合、ロボットに設けられたネットワーク通信部からネットワークを介してヘルスケアサービスセンタ及び/または医療機関に連絡する機能を設けた。

特開平6-262549

【発明の名称】外科用マニピュレータ

【目的】 純機械的な構造で達成でき、構造の簡素化、小型化が図れる外科用マニピュレータを提供する。

【構成】 人間の手にピッタリと嵌められ人間の手の動作で一体に作動するゴム手袋1と、人間の手と同様の動き、機能を果たすロボットハンド9とを備え、ゴム手袋1に固定導管171 ,連結管21および第2の固定導管172 を介してロボットハンド9を取り付ける。そして、ゴム手袋1の各部分に止着したボーデンケーブル181 と、ロボットハンド9の各部分に止着したボーデンケーブル182 とをそれぞれ導管171 ,172 を挿通させて連結管21内に収容されたレバー343 に連結し、各ボーデンケーブル181 ,182 をレバー343 を介して連結し、人間の手の動作に伴うゴム手袋1の各部分の動きをそれぞれボーデンケーブル181 ,182 およびレバー343 を介してロボットハンド9の対応する各部分に独立的に伝達して人間の手の動きでロボットハンド9が動作するように構成した。

特開平5-57028

【発明の名称】放射線治療装置

【目的】従来の方法では、照射野決定の為、診断フィルムとポートフィルムをシャーカステン上で比較して、最終判定をしていたが、その比較には熟練と高度な専門知識が要求されていた。従って、これが容易にできるよう望まれていた。

【構成】本発明では、放射線の照射野を示す光束22の通り道に液晶パネル4を配置し、その液晶パネル4を光束22が通過する事により、この液晶パネル4に患者の患部位置など、患者の皮膚面に治療に必要なデータを光束22の陰影像として、投影することが可能となり、治療の精度向上と効率化に効果を有している。

特開平5-220215

【発明の名称】カテーテル

【目的】 拡張時のバルーン形状に偏りが極めて少なく、また、収縮時におけるたるみの発生が極めて少ない、機能性に優れた医療用バルーン付きカテーテルを提供すること。

【構成】 医療用バルーン付きカテーテルにおいて、該バルーンが弾性材料で形成された500%モデュラスが28~50kg/cm2の範囲のフィルムからなることを特徴とするカテーテル。

特開平8-19522

【発明の名称】医療機器

【目的】 患者、操作者への菌、ウイルスの感染を未然に防止することが可能な院内感染防止フィルムを提供すること。

【構成】 診断、治療に用いられる医療機器の少なくとも一部、例えば治療に際して患者が接触する寝台11に、複数枚を1枚づつ剥離可能に重ね合わせた院内感染防止フィルム1を剥離可能に被覆したことを特徴としている。